初心者でも参加できるハッカソン

「ハッカソン(hackathon)」は、「ハック(hack)」と「マラソン(marathon)」を組み合わせた言葉です。
「ハッキング」や「ハッカー」というと、あまりよいイメージを持っていない人もいますが、「ハック」には「コンピューターに詳しい人がプログラムを改造する」という意味もあります。

ハッカソンは、一般的には様々な人が集まり何かをイチから作り上げるイベントです。
コンピューター関連の人材がひとつの会場に集まり、短ければ1日、長ければ1週間ほどの時間を集中的に使って作業します。
実際に、実用に耐える製品が限られた時間で生まれることも多々あります。

ハッカソンのイベントは、多くの場合はイノベーションを求める企業によって開催されます。
参加者がその場でチームを結成し、開催期間を通して他のチームと競い合うコンペ形式のものもあります。
その場合、最終的に最も素晴らしい成果をあげたチームが表彰されることになります。
コンペと聞くと、プログラミング経験が浅い人は参加をためらうかもしれません。
しかし、求められるのはプログラミングのスキルばかりというわけではなく、UIデザインの知識やファシリテーションのスキルを活かせるハッカソンもあります。
また、プログラムそのものよりも新しいアイデアの方が求められることもあり、このようなイベントは「アイデアソン」などとも呼ばれています。
中には教育的な目的で開催されるものもあるので、自分にあったイベントを選べば初心者でも楽しく活躍できるでしょう。